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虚空の旅人

2017年4月21日金曜日

未分類

 その方は、幼子のようなすねた顔をして、人を遠ざけるように

引き止める手を振り払って独り、離れていった。

 こちらの言った事がよほど心の傷みに触れ、気に障ったのだろう。。

 深い傷を抱えるほど鼻っ柱の強い、あの頃の少女がここに来てようやく

白日の下に晒されて頭を擡げてきた。といった感じだった。

 そうやって・・物悲しい暗い目をしながら―――また

目の前の物事(人)に諍い、背を向けようというのだろう。。か。

 あなたがそうしている限り。。

 “いつまで経っても、幸せに成れはしない”

その少女の抱える“痛み”に涙が込み上げて来る。

「天国社会は・・・まだまだ遠い。ねぇ。。(涙)」

少女を咎める気持ちや掛けた言葉の至らなさを責める気持ちは湧かない。

ただ無性に、戴いた今をこの機会を逃したくはない。との想いだけだ。

その方から流れて入って来る“切なさ”、虚し(無念)さを感じて

迷わず「口惜しいなぁ。。。」そう思わず呟く。

誰にだって。。触れてほしく(言われたく)ないほど深い心の傷があって

それを優~しく包(くる)むように抱擁してくれる“愛”に飢えている。

かくいうこの私もそうだった。だから・・解る。それでもね。。

私がどれほどあなたを愛していようとも。。あなたが自らを―――そう、

その幼い少女も一緒に丸抱えで受け容れて愛そうとしないなら・・

人からうんと気に掛けてもらって、優しくされれば少しは好い気になれて

有頂天になって「私は愛されている」って思えたとしても―――

それでは、あまり意味がない。あなたが「私(自分)を愛している」って

心の底から思えないなら。

“私を解って”ほしい、“どうしてそんな風に言うの?

これでも一所懸命やってきたのに”―――悲しい。

あなたに懸命に愛されず、心の奥底に閉じ籠って無視され続けた幼い意識が

あの頃の少女の姿のまんま、独り善がりにあなた自身へ訴えかけている。

 “そんな想いじゃ、幸せじゃない。ちっとも天国なんかじゃないよ”


 ぽろぽろと零れる涙をよそに、たおやかな天空を仰げば―――

―――そう。。涙とともに切なさ、その哀しみを越えてゆきなさい


いつになく。。春風は優しく

頬を撫でさするように涙を拭い去っていった。


人類総幸福化を願って・・

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